コンサート・イベント情報

10/16(日)宮谷理香ピアノリサイタル レポート

場所:高崎シューベルトサロン
日付:2011年10月16日(日)

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10/16宮谷理香ピアノリサイタルコンサートレポート

午後14時より、宮谷理香ピアノリサイタルが開催されました。非常に天候に恵まれ、爽やかな秋晴れの中、大勢のお客様にご来場頂きました。

今回、デビュー15周年を迎える宮谷さんは、12月9日の東京公演に向けて、一足先に当社でほぼ同じプログラムでの演奏となりました。9月末に発売されたばかりのデビュー15周年記念CD”Brin 「芽」”の中から、CDのテーマでもある頭文字にBの付く作曲家、ベリオ、ベートーヴェン、ベルク、バッハ=ブゾーニ、そしてブラームスが演奏されました。
この中でも、バッハ=ブゾーニのシャコンヌは、宮谷さん自身のピアニズムの系譜~
フェルッチョ・ブゾーニ→レオ・シロタ→園田高弘→宮谷理香へと代々受け継がれてきた最も大切なレパートリーとして取り上げられ、そして、ショパンコンクール入賞歴でも知られる宮谷さんによるショパンの名曲「子犬のワルツ」と「幻想即興曲」、そして今年生誕200周年のリストのメフィスト・ワルツ第1番が演奏されました。全くその圧巻といえる演奏は、ご来場のお客様をうならせるに十分の迫力がありました。アンコールでのショパンのノクターン遺作「レント・エ・コン・グラン・エスプレッシオーネ」、黒鍵のエチュード、そしてリスト「ラ・カンパネラ」の名演が飛び出し、会場全体に非常にボルテージが高まり、興奮冷めやらない中でリサイタルを締めくくりました。

また宮谷さんは、演奏の合間に気さくに楽しいお話を交えながら、ピアノについての説明で、ピアノの命とも言われる響鳴板の説明に、小さなオルゴールを取り出し、それを響鳴板の上に乗せて再生して、いかにピアノのケースが音を増幅しているかを説明され、その非常に分りやすい実験は、非常に楽しく興味津々と聞き入っていました。

宮谷理香さんは、昨年当社を来訪され、その際に当社と当社のピアノを大変気に入っていただきました。なお、昨年の来訪時の写真と今回のコンサートのご紹介が宮谷さんのブログに載っております。http://rikamiyatani.blog.fc2.com/page-2.html

宮谷さんのコメントをご紹介したいと思います。
「シューベルトサロンでの忘れがたいひとときをありがとうございました。感謝と共に  宮谷理香」

宮谷さん、またぜひシューベルトサロンでのコンサートを心待ちにしています!